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Webブラウザ上で使えるオンラインチャートツール「TradingView」(トレーディングビュー)には、ありとあらゆるインジケータが備わっています。この記事では、TradingViewで使えるオススメのインジケータを5つ厳選してご紹介します。
1. 価格帯別出来高(有料プラン限定)
「出来高」と聞くと、チャートの下に並んでいる縦線を思い浮かべがちですが、「価格帯別出来高」は価格帯別の取引量を示すインジケータで、チャートの右側もしくは左側に横線が並びます。
価格帯別出来高を用いることで、どの価格帯に注文が集中しているか?買い・売りが多く集まっている価格帯はどの辺か?を視覚的に捉えることができ、ローソク足に次ぐ分析材料にもなり得ます。
TradingViewでは有料プラン(PRO、PRO+、PREMIUM)限定の機能として価格帯別出来高が備わっており、チャートの表示領域全体の価格帯別出来高、選択範囲内の価格帯別出来高、セッションごとの価格帯別出来高の3種類が使えます。
TradingViewの目玉機能ともいえる「価格帯別出来高」。有料プラン限定の機能ではありますが、今なら初回利用に限り30日間無料で試すことができるので、気になる方は別記事「TradingViewの始め方:登録から有料プランの課金方法まで図解します」に従って手続きしましょう。
2. ピボットポイント・スタンダード
ピボットポイントとは、前期間の高値・安値・終値をもとに導き出される中央値で、現在値がピボットポイントよりも上で推移していれば割高、現在地がピボットポイントよりも下で推移していれば割安と判断します。
また、ピボットポイントの上にはR1・R2・R3の3本のレジスタンスラインが、ピボットポイントの下にはS1・S2・S3の3本のサポートラインが引かれます。各ラインの計算式は以下のとおり↓
- レジスタンスラインR3:R1 + (前期間の高値 – 前期間の安値)
- レジスタンスラインR2:PP + (前期間の高値 – 前期間の安値)
- レジスタンスラインR1:PP + (PP + 前期間の安値)
- ピボットポイント(PP):(前期間の終値 + 前期間の高値 + 前期間の安値) ÷ 3
- サポートラインS1:PP – (前期間の安値 – PP)
- サポートラインS2;PP – (前期間の高値 – 前期間の安値)
- サポートラインS3:PP – (前期間の高値 – 前期間の安値)
ピボットとそれぞれのレジサポラインは、世界中のトレーダーが注目する節目なので、レジスタンスやサポートとして機能することが多々あります。エントリーや決済を決める参考材料の一つとなるでしょう。
3. GMMA 複合型移動平均線
GMMA(Guppy Multi Moving Average)とは、オーストラリア人の投資家ダリルグッピー(Daryl Guppy)氏が考案したテクニカル指標です。
GMMAは6本のEMAから成る短期移動平均線郡と6本のEMAから成る長期移動平均線郡、計12本のEMAから成る複合移動平均線で、各束の間隔が広い=トレンドが強い、各束の間隔が狭い=トレンドが弱いと捉えることができます。
一般的なGMMAのパラメータは以下のとおり↓
- 短期移動平均線郡:3・5・8・10・12・15
- 長期移動平均線郡:30・35・40・45・50・60
TradingViewでは、daisuke_gewinn氏が開発したGMMAインジケータを無料で使うことができます。
https://jp.tradingview.com/script/bIEW7Sm9/
4. RSI Candles
RSI(Relative Strength Index)とは、直近の一定期間の上げ幅の合計を同期間の上げ幅合計+下げ幅合計で割った数値で、現時点で買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを判断するためのインジケータです。例えば、直近一定期間の上げ幅が80、直近一定期間の下げ幅が20の場合、80 ÷ (80 + 20) = 80%となります。
一般的に直近14期間を計算対象とし、現時点でのRSIが20~30%を下回ると「売られ過ぎ」、70~80%を上回ると「買われ過ぎ」と判断します。
RSIの買われ過ぎ・売られ過ぎをローソク足へ着色して知らせてくれるのが、glaz氏が開発した「RSI Candles」というインジケータです。標準設定では14期間で、70%を超えるとローソク足の実体が緑色に、30%を割り込むとローソク足の実体が赤色に変化します。
https://jp.tradingview.com/script/RADlhsKE-RSI-Candles/
5. ADX and DI
ADX and DIはトレンドの向きと強さを示すインジケータで、トレンドの強さを示す「ADX」、買いの強さを示す「+DI」、売りの強さを示す「-DI」の3本の線から構成されています。
+DIが-DIよりも上に位置していて、なおかつADXが上を向いていると、上昇トレンドが強いことを意味します。逆に、-DIが+DIよりも上に位置していて、なおかつADXが下を向いていれば、下降トレンドが強いことを意味します。
TradingViewでは、MasaNakamura氏が開発した「ADX and DI」インジケータを無料で使うことができます。
https://jp.tradingview.com/script/VTPMMOrx-ADX-and-DI/
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