2015年に発足した比較的新しい海外FXブローカー「Titan FX」にまつわる全ての情報をまとめました。
会社の信頼性や資金の保全体制、Standard口座とBlade口座の違い、入出金方法、口座の開設方法などなど…。隅々まで詳しく、かつ分かりやすくご紹介します。
Titan FXの総合評価・メリット・デメリット
Titan FXの見どころは、約定力の高さと極小スプレッドが魅力の「Blade口座」、レバレッジの高さ、そして充実した日本語サポートです。
同社が提供するBlade(ブレード)口座はマーケット直結のECN方式を採用しているため、流動性の高い通貨ペアなら約定スピードが非常に速く、なおかつスプレッドが極端に狭くなります。スプレッドとは別に外だし式の取引手数料が発生するものの、1ロット(10万通貨)の取引あたり往復7ドル(720円) = 0.7pips相当と安く、ユーロドルやドル円といったメジャーペアなら実質1pips前後で取引できます。
レバレッジの高さも魅力のひとつで、Standard(スタンダード)口座もBlade(ブレード)口座も共に最大レバレッジ500倍を誇り、軒並み25倍で肩を並べる国内業者とは比べ物にならない高水準です。しかも、口座の残高がどれほど増えてもレバレッジ制限が無いので、2万ドル(約220万円)超えると200倍に制限されるXMTradingに嫌気がさした方はTitan FXを検討してみましょう。
海外業者ながら日本語サポートが行き届いているのも嬉しいところ。Webサイトはほぼ全て日本語化されているだけでなく、日本語によるオンラインチャットやメールサポートも受けられます。英語に不慣れな方でも安心して使い始められます。
デメリットといえば、保有する金融ライセンスや資金保全体制が弱いことくらいでしょうか。
Titan FXが保有するバヌアツ共和国の金融ライセンスは、信託保全を導入せずとも取得できるため、イギリスライセンスやキプロスライセンスに比べ手緩いと言わざるを得ません。Titan FXは信託保全を設けておらず、ナショナル・オーストラリア銀行での分別管理のみとなっています。
Titan FXの会社概要と信頼性・安全性
2015年発足の新興ブローカー
2010年設立のXMTrading、2007年設立のAXIORY、2004年設立のTradeview Forexなどなど、遍歴を重ねる海外FXブローカーたちがシェアを広げるなか、2015年ふと登場したのがTitan FXです。
発足から4年ほど(2019年4月現在)の新興ブローカーにもかかわらず、高いレバレッジとコストの安さが多くのトレーダーを惹きつけ、日本でもそこそこ知名度の高い業者になりました。
リテールブローカー業務の拠点はバヌアツ共和国
Titan FXを運営するTI Securities Limitedはバヌアツ共和国の法人です。ニュージーランドのオークランドと米国テキサスにもオフィスを構えていますが、リテールブローカー業務の拠点はバヌアツにあります。(所在地:1st Floor, Govant Building, Kumul Highway Port Vila, Vanuatu)
以前はセントビンセント・グレナディーン諸島のライセンスのもとブローカー業務と行っていたTitan FXですが、2017年7月よりバヌアツ共和国に拠点を移し、以前のセントビンセントのライセンスに加えバヌアツ共和国金融庁(VFSC)のライセンスも取得しました。VFSCの登録番号は「40313」です。

NABでの分別管理のみで、信託保全は無い
バヌアツ金融庁もセントビンセント・グレナディーン金融庁も、監視下にある業者に対し信託保全を義務付けていないため、Titan FXにも信託保全はありません。ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)での分別管理のみです。
オーストラリア最大の銀行であるNABの倒産は考えづらいですが、万が一Titan FXが倒産した場合、預けた資金が失われる可能性はゼロではありません。多額の証拠金を預けず、こまめな出金を心がけたいところ。
ゼロカットと追証の有無
国内業者は例外なく「追証」(おいしょう)が設けられています。追証とは「追加証拠金」の略称で、証拠金の維持率が一定水準を下回った場合に発生する追加の担保で、ひとたび発生した追証は必ず支払わなければなりません。
スイスフランショックやイギリスEU離脱国民投票のようなビッグイベントの際、相場は目まぐるしく変動するため、本来頼りになるはずの「強制ロスカット」が発動しないことがあります。あまりにも相場変動が大きいと、口座残高がゼロを振り切ってマイナスへ達してしまう恐れもあり、そのマイナス分は全額追証として請求されますので、常に不意の借金のリスクを抱えた状態で取引することになります。
一方の海外FXは、「追証なし・ゼロカット制度あり」が当たり前で、Titan FXでも全ての口座に対しゼロカットを導入しています。ゼロカットとは、万が一生まれてしまった口座のマイナス分を業者が補填、言い換えればチャラにしてくれるという心強い制度で、ゼロカットありのTitan FXなら口座以上の損失は生まれません。
2タイプの取引口座
Standard口座とBlade口座それぞれの仕様を表にまとめてみました↓
Standard (スタンダード) | Blade (ブレード口座) | |
---|---|---|
口座の方式 | STP方式 | ECN方式 |
1lotの価値 | 10万通貨 | 10万通貨 |
最小ロット | 0.01(1,000通貨) | 0.01(1,000通貨) |
最大ロット | 100(1,000万通貨) | 100(1,000万通貨) |
レバレッジ | 1倍~500倍 | 1倍~500倍 |
スプレッド | 標準的 | 狭い |
手数料 | 無し | 往復7ドル(0.7pips相当) |
追証 | 無し | 無し |
ゼロカット | あり | あり |
ロスカット水準 | 90%以下 | 90%以下 |
プラットフォーム | MT4 | MT4 |
最低入金額 | 200ドル | 200ドル |
信託保全 | 無し | 無し |
ボーナス | 無し | 無し |
FX通貨ペア | 58種類 | 58種類 |
株式指数CFD | 9種類 | 9種類 |
貴金属CFD | 4種類 | 4種類 |
エネルギー(原油)CFD | 2種類 | 2種類 |
クリーンで低コストな「Blade口座」はスキャル・デイトレ向き

Titan FXの真価はBlade(ブレード)口座にあるといっても過言ではなく、実に約70%のユーザーがこのBlade口座を選んでいます。(当サイト調べ)
Blade口座は「ECN方式」という取引形態を採用しています。ECN方式とは、銀行やリクイディティプロバイダーなどが参加する取引ネットワーク = ECN(Electronic Communications Network)へ直接注文を流す取引形態のことで、世界中から集まった売買同士が凄まじいスピードで結びついていきます。STP方式のように業者内で注文が相殺されることが無いため、今ある取引形態としては最もクリーンといえるでしょう。
ECN口座のレートには業者の利益となるスプレッドが上乗せされていないので、いわば生のレートが提供されます。(完全にスプレッドが消えるわけではなく、いわゆるインターバンクスプレッドが提供されます)
しかし、インターバンクスプレッドを提示するだけではTitan FX側の儲けが無くなってしまうため、極小スプレッドとは別に「取引手数料」という外だし式の手数料が発生します。 取引手数料の額は1ロット=10万通貨あたり7米ドル(日本円建て口座の場合は720円)、pipsにすると約0.7pipsに相当する計算です。
口座通貨\注文量 | 0.01ロット (1,000通貨) | 0.1ロット (10,000通貨) | 1ロット (100,000通貨) |
---|---|---|---|
USD(米ドル) | $0.07 | $0.7 | $7 |
JPY(日本円) | ¥7.2 | ¥72 | ¥720 |
AUD(豪ドル) | $0.08 | $0.8 | $8 |
EUR(ユーロ) | €0.066 | €0.66 | €6.6 |
SGD (シンガポールドル) | $0.1 | $1 | $10 |
(参考までに、XM Zero口座の手数料は1ロットあたり10ドル、Tradeview ForexのcTrader口座の手数料は1ロットあたり5ドルで、XM Zero口座 > Titan FX Blade口座 > Tradeview cTrader口座という位置づけ。)
極小スプレッドと取引手数料を合算したものが実質スプレッドとなります。例えば、ユーロドルやドル円といったメジャーペアならスプ0.1~0.3pips + 手数料0.7pips = 1pips弱、ポンドドル等ではスプ1pipsほど + 手数料0.7pips = 1.7pips前後が実質スプレッドとなるわけです。
スプレッドとは別に手数料が掛かってしまうものの、その2つを合算した実質スプレッドはStandard口座のスプレッドよりも狭いので、スキャルピングをやるならBlade口座を選ばない手はありません。
極めて平凡な「Standard口座」

Standard(スタンダード)口座は、STP(Straight Through Processing)方式を採用しています。STP方式は、顧客から出された注文を一旦ブローカー内で処理し、スプレッド = 業者の取り分を上乗せしたレートを提示するという仕組みです。
Blade口座とは異なり、予めスプレッドにTitan FX側の利益が含まれているため、外だし式の手数料はありません。しかし、Blade口座の実質スプレッド(スプレッド + 手数料)よりもStandard口座のスプレッドのほうが割高なため、あえてBladeを避けてまで選ぶ意味があるのかは甚だ疑問です。
Titan FXの取扱銘柄とスプレッド一覧
通貨ペア・各種CFD銘柄ごとの平均スプレッド、およびBlade口座の手数料を考慮した実質スプレッドをすべてまとめました。
通貨ペア | Standard口座 | Blade口座 |
---|---|---|
EURUSD ユーロ/ドル | 平均1.2pips | 平均0.2pips (実質0.9pips) |
GBPUSD ポンド/ドル | 平均1.57pips | 平均0.57pips (実質1.27pips) |
AUDUSD 豪ドル/ドル | 平均1.52pips | 平均0.52pips (実質1.22pips) |
USDJPY ドル/円 | 平均1.33pips | 平均0.33pips (実質1.03pips) |
USDCHF ドル/フラン | 平均1.92pips | 平均0.92pips (実質1.62pips) |
通貨ペア | Standard口座 | Blade口座 |
---|---|---|
AUDCAD 豪ドル/加ドル | 平均2.51pips | 平均1.51pips (実質2.21pips) |
AUDCHF 豪ドル/フラン | 平均2.41pips | 平均1.41pips (実質2.11pips) |
AUDNZD 豪ドル/NZドル | 平均3.02pips | 平均2.03pips (実質2.73pips) |
AUDSGD 豪ドル/新嘉坡ドル | 平均3.55pips | 平均2.55pips (実質3.25pips) |
EURAUD ユーロ/豪ドル | 平均2.75pips | 平均1.75pips (実質2.45pips) |
EURCHF ユーロ/フラン | 平均2.04pips | 平均1.04pips (実質1.74pips) |
EURGBP ユーロ/ポンド | 平均1.53pips | 平均0.53pips (実質1.23pips) |
GBPAUD ポンド/豪ドル | 平均3.94pips | 平均2.94pips (実質3.64pips) |
GBPCHF ポンド/フラン | 平均3.32pips | 平均2.32pips (実質3.02pips) |
NZDUSD NZドル/ドル | 平均1.86pips | 平均0.86pips (実質1.56pips) |
通貨ペア | Standard口座 | Blade口座 |
---|---|---|
AUDJPY 豪ドル/円 | 平均2.12pips | 平均1.12pips (実質1.82pips) |
CADJPY 加ドル/円 | 平均2.1pips | 平均1.1pips (実質1.8pips) |
CHFJPY フラン/円 | 平均2.31pips | 平均1.31pips (実質2.01pips) |
EURJPY ユーロ/円 | 平均1.74pips | 平均0.74pips (実質1.44pips) |
GBPJPY ポンド/円 | 平均2.45pips | 平均1.45pips (実質2.15pips) |
NZDJPY NZドル/円 | 平均2.62pips | 平均1.62pips (実質2.32pips) |
ZARJPY 南アランド/円 | 平均1.44pips | 平均0.44pips (実質1.14pips) |
通貨ペア | Standard口座 | Blade口座 |
---|---|---|
CADCHF 加ドル/フラン | 平均2.64pips | 平均1.64pips (実質2.34pips) |
EURCAD ユーロ/加ドル | 平均2.4pips | 平均2.4pips (実質3.1pips) |
EURNZD ユーロ/NZドル | 平均4.69pips | 平均3.69pips (実質4.39pips) |
GBPCAD ポンド/加ドル | 平均3.86pips | 平均2.86pips (実質3.56pips) |
GBPNZD ポンド/NZドル | 平均5.81pips | 平均4.81pips (実質5.51pips) |
USDCAD ドル/加ドル | 平均1.55pips | 平均0.55pips (実質1.25pips) |
通貨ペア | Standard口座 | Blade口座 |
---|---|---|
CHFSGD フラン/新嘉坡ドル | 平均5.95pips | 平均4.95pips (実質5.65pips) |
EURCZK ユーロ/チェココルナ | 平均13.53pips | 平均12.53pips (実質13.23pips) |
EURSGD ユーロ/新嘉坡ドル | 平均5.18pips | 平均4.18pips (実質4.88pips) |
EURZAR ユーロ/南アランド | 平均8.01pips | 平均7.01pips (実質7.71pips) |
GBPSGD ポンド/新嘉坡ドル | 平均6.48pips | 平均5.48pips (実質6.18pips) |
GBPTRY ポンド/リラ | 平均27.43pips | 平均26.43pips (実質27.13pips) |
NZDCAD NZドル/加ドル | 平均4.24pips | 平均3.24pips (実質3.94pips) |
NZDCHF NZドル/フラン | 平均3.99pips | 平均2.99pips (実質3.69pips) |
SGDJPY 新嘉坡ドル/円 | 平均3.16pips | 平均2.16pips (実質2.86pips) |
USDCNH ドル/オフシェア人民元 | 平均9.28pips | 平均8.28pips (実質8.98pips) |
USDCZK ドル/チェココルナ | 平均61.8pips | 平均60.8pips (実質61.5pips) |
USDMXN ドル/メキシコペソ | 平均4.52pips | 平均3.52pips (実質4.22pips) |
USDRUB ドル/ルーブル | 平均801pips | 平均800pips (実質800.7pips) |
USDSGD ドル/新嘉坡ドル | 平均3.37pips | 平均2.37pips (実質3.07pips) |
USDTHB ドル/タイバーツ | 平均3.22pips | 平均2.22pips (実質2.92pips) |
USDZAR ドル/南アランド | 平均36.69pips | 平均35.69pips (実質36.39pips) |
銘柄 | Standard口座 | Blade口座 |
---|---|---|
XAUUSD ゴールド/ドル | 平均2.23pips | 平均2.11pips (実質2.18pips) |
XAUEUR ゴールド/ユーロ | 平均2.39pips | 平均2.27pips (実質2.34pips) |
XAGUSD シルバー/ドル | 平均2.13pips | 平均2.01pips (実質2.08pips) |
XAGEUR シルバー/ユーロ | 平均2.73pips | 平均2.61pips (実質2.68pips) |
XPDUSD パラジウム/ドル | 平均30.12pips | 平均30pips (実質30.07pips) |
XPTUSD プラチナ/ドル | 平均30.12pips | 平均30pips (実質30.07pips) |
銘柄 | Standard口座 | Blade口座 |
---|---|---|
US500 S&P 500 | 平均0.16pips | 平均0.04pips (実質0.11pips) |
US30 ダウ平均株価 | 平均0.42pips | 平均0.3pips (実質0.37pips) |
UK100 FTSE100指数 | 平均0.22pips | 平均0.1pips (実質0.17pips) |
NAS100 ナスダック100指数 | 平均0.32pips | 平均0.2pips (実質0.27pips) |
JPN225 日経平均株価 | 平均0.92pips | 平均0.8pips (実質0.87pips) |
GER30 ドイツ株価指数 | 平均0.22pips | 平均0.1pips (実質0.17pips) |
FRA40 仏CAC40指数 | 平均0.22pips | 平均0.1pips (実質0.17pips) |
EUSTX50 ユーロストックス50指数 | 平均0.32pips | 平均0.2pips (実質0.27pips) |
AUS200 S&P/ASX 200 | 平均0.22pips | 平均0.1pips (実質0.17pips) |
銘柄 | Standard口座 | Blade口座 |
---|---|---|
XBRUSD ブレント原油/ドル | 平均0.71pips | 平均0.59pips (実質0.66pips) |
XTIUSD WTI/ドル | 平均0.69pips | 平均0.57pips (実質0.64pips) |
Titan FXの入金方法・出金方法
Titan FXの入出金方法について、かんたんにまとめました。さらに詳しく知りたい方は、別記事「Titan FXの入金・出金方法を解説|お奨めの方法や手数料等について」をお読みください。
カードによる入出金(制限あり)
最も手軽なのはクレジットカード・デビットカードでの入出金ですが、カードで出金できるのはカードで入金した分までで、利益分については電子ウォレット(bitwallet、STICPAY、Skrill、Neteller)もしくは海外銀行送金で引き出す必要があります。
カード入金は自動処理のためリアルタイムで反映され、手数料はTitan FX側が負担してくれるため無料です。カード出金はショッピング枠の返金扱いで処理されるため、反映されるまでの期間はカード会社や銀行によりけりで、早いと1~2営業日後、遅いと1~2週間掛かってしまうこともあります。
現状では「bitwallet」が必須

カードで入金額以上の出金ができないとなると、出金方法の選択肢は電子ウォレットもしくは海外銀行送金になるわけですが、2019年3月下旬頃より海外銀行送金(電信送金出金)がストップしています。
また、NetellerとSkrillは日本在住者は利用できないため、出金については必然的にbitwallet一択となります。
bitwallet(ビットウォレット)とは
bitwallet(ビットウォレット)とは、現在多くの海外FXブローカーが入出金方法として採用しているオンライン決済サービスで、法定通貨(日本円・米ドル・ユーロ)の保管および送金に加え仮想通貨の売買もできる万能サービスです。
シンガポール法人のe protections Pte. Ltd.(イープロテクションズ)が運営元ですが、日本人スタッフが何人か在籍しており、サイトはすべて日本語化されているほか、メールでのやり取りもすべて日本語。英語に不慣れな方でも安心して使えるのが魅力です。
bitwallet公式サイト (https://bitwallet.com/ja/)
bitwalletからTitan FXへの入金
bitwalletを用いてTitan FXへ入金する場合、まずはbitwalletの口座へ入金する必要があり、国内振込で入金(銀行→bitwallet)する場合は入金額の0.5%、カードで入金(カード→bitwallet)する場合は8~8.5%の手数料が掛かります。
bitwalletからTitan FXへの入金は手数料無料かつリアルタイム反映です。
Titan FXからbitwalletへの出金
Titan FXからbitwallet用いて出金する場合、Titan FXからbitwalletへの送金手数料は無料ですが、bitwalletから日本国内の銀行へ引き出す段階で一律824円の手数料が掛かります。国内銀行の振込手数料に比べると割高ですが、数千円取られてしまう海外送金に比べると断然割安です。
送金にかかる時間はその時々によりけりですが、Titan FXからbitwalletへの出金は通常24営業時間内、bitwalletから国内銀行への送金は2〜3営業日掛かります。
STICPAYにも対応(2019年12月)

2019年12月より、bitwalletに加えてSTICPAY(スティックペイ)にも対応しました。
STICPAYはキプロス共和国のSTIC FINANCIAL LTDが運営しているオンライン決済サービスで、Titan FXのほかにもXMTradingやAXIORYやTradeview Forexなどが相次いで採用し始めました。
Webサイトが日本語化されているので英語要らずで利用できますし、銀聯(UnionPay)ブランドのプリペイドカード「STICPAYカード」を使えば日本国内のセブンATMから日本円を引き出すこともできます。
ただ、bitwalletに比べて手数料が割高なのがネック。国内振込で入金(銀行→STICPAY)する段階で2%、STICPAYから日本国内の銀行へ出金(STICPAY→銀行)する段階で800円+出金額の1.5%の手数料が掛かってしまうため、多額の入出金に使うことはおすすめしません。
STICPAY公式サイト (https://www.sticpay.com/)
カード入金したか否かで出金順序が変わる
Titan FXではマネーロンダリング防止の観点から出金の順序を定めており、過去にクレジットカードやデビットカードで入金したか否かで出金の手順が変わります。
過去にカードで入金していた場合、カード入金分は必ずカードへ返金しなくてはなりません。そして、カード入金分を超える出金、つまり利益分についてはbitwalletもしくは海外銀行送金(現在は海外送金停止中)で引き出すことになります。カード入金分を返金する前にbitwalletや海外送金を申請しても弾かれてしまうので注意しましょう。
過去に一度もカード入金していない場合、全額無条件でbitwalletや海外送金で引き出せます。(現在は海外送金停止中)

ボーナスは一切無し
Titan FXはスプレッドと取引手数料を極限まで抑えた業者なので、口座開設ボーナスや入金ボーナス等のボーナスプログラムは一切用意されていません。
資金が少ない初心者トレーダーにとってボーナスは確かに魅力的ではありますが、ボーナスが絡んだがために出金に手こずったり、業者によっては分かりにくい“隠れ条件”を設けていたりと、時と場合によってトラブルメーカーにもなり得ます。
「あえてボーナスを避けたい」という方にとって、Titan FXは良い選択肢です。
Windows・Mac・iOS・Android全対応のMT4 (MT5もあり)

Titan FXが採用している取引プラットフォームはMetaQuotes Software Corp.開発の「MetaTrader 4」(通称MT4)で、一般的なWindows版のほか、Mac向けに最適化されたバージョンも配布されています。
Apple iOSデバイス(iPhoneやiPad)やAndroidデバイス向けにはモバイル用アプリが配信されているので、様々なデバイスで取引が可能です。
2019年11月より、MT4よりも新しい「MetaTrader 5」の配信が始まりました。Standard口座とBlade口座どちらでも利用可能で、Windows PC、iPhone・iPad、Androidデバイスに対応しています。(Mac版は用意されていませんが、Webブラウザ上で動く簡易版「Web Trader」はMacでも使えます。)
新規口座または追加口座を開設する際、「プラットフォームタイプ」からMT5を選びましょう。
Titan FXのリアル口座の開設方法
最後に、Titan FXのリアル口座の開設方法を順を追って紹介します。
- STEP 1口座開設フォームへアクセス
まずは、Titan FXのリアル口座開設フォームへアクセス↓
- STEP 2メールアドレスとパスワードを設定
口座開設フォームへアクセスしたら、メールアドレスとパスワードを設定します。
個人口座を作る場合は「個人取引口座」を、法人として開設したい場合は「法人取引口座」を選択し、メールアドレスとパスワードを設定。「今後、Titan FXからの重要な~」にチェックしたら「さあ、始めましょう」ボタンをクリック。
Titan FXからのメールを受信するためのメールアドレスを入力します。厄介なセールスメール等は一切届きませんのでご安心を。Titan FXのクライアントキャビネット(マイページ)へログインする際に用いるパスワードを設定します。英数字混合のなるべく長い文字列を決め、必ずメモを控えておきましょう。なお、MT4・MT5のログインパスワードではないため、このパスワードを用いても取引口座にはログインできません。MT4のログインパスワードは口座開設完了時にTitan FX側から通知されます。
- STEP 3取引口座の設定
続いて、取引口座の設定を行います。各項目を設定したら、「金融サービスガイド~」にチェックを入れて「次へ」ボタンをクリック。
取引プラットフォームは「MT4」または「MT5」のどちらかを選べます。ナンバリングのとおり、MT4(MetaTrader4)よりもMT5(MetaTrader 5)のほうが新しく、機能も操作性もアップグレードされていますので、特にこだわりが無ければMT5をおすすめします。ただ、インジケータやEAの互換性が無く、MT4のインジケータをMT5へ引き継ぐことは出来ませんので、従来のインジケータをそのまま使い続けたい方はMT4を選びましょう。
自身が作りたい口座のタイプを選びます。スプレッドが極めて狭くてトータルコストも安いBlade口座をご希望の方は「ブレード」を、取引手数料は掛からないもののスプレッドはやや広めの「Standard口座」をご希望の方は「スタンダード」を選びましょう。スタンダード口座とブレード口座の特徴や違いについては、別記事「Titan FXのスタンダード口座とブレード口座の違いと選び方」にて解説していますので、詳しくはそちらをお読み下さい。
取引口座の最大レバレッジを設定します。1倍、50倍、100倍、200倍、300倍、400倍、そして最大500倍の8段階から選べます。また、口座開設後も最大レバレッジを変更できるため、迷ったら最大レバレッジ500倍を選んでおけば間違いありません。取引口座の基本通貨を設定します。「JPY」は日本円建て、「USD」は米ドル建て、「AUD」はオーストラリアドル建て、「SGD」はシンガポールドル建て、「EUR」はユーロ建てです。 - STEP 4個人情報の入力
名前と生年月日を入力します。
「山田 太郎」さんの場合は下のお名前「太郎」をローマ字表記で「Taro」と入力します。「山田 太郎」さんの場合は上のお名前(苗字)「山田」をローマ字表記で「Yamada」と入力します。自身の生年月日を日・月・年の順で入力します。例えば、1990年12月23日生まれの方の場合は、「23/12/1990」となります。ご自身がTitan FXを知ったきっかけを書きましょう。必須項目ではないので、パスしても問題ありません。 - STEP 5住所と電話番号の入力
同ページを下へスクロールして、現住所と電話番号を入力。内容に間違いがないことを確認してから「取引口座を開設する」ボタンを押しましょう。
現時点で日本に住んでいる方は「Japan」と、海外に住んでいる方は当該の国名を英語表記で入力します。自身の携帯電話番号または固定電話番号をハイフン付けずに入力します。例えば「080-1234-5678」なら、「08012345678」になります。市区町村以降の住所を英語表記で入力します。日本語表記の場合は「地区名 → 丁目・番地・号 → 建物名・部屋番号」という並びになりますが、英語表記の場合はその逆で、「建物名・部屋番号 → 丁目・番地・号 → 地区名」というフォーマットになります。例↓- 「霞が関 3丁目2-1 為替マンション456号室」:「456, 3-2-1 Kasumigaseki」
- 「中央区 1丁目2-18」:「1-2-18 Chuo-ku」
- 「須磨区 5丁目3-8 金融ビル7階」:「7F, 5-3-8 Suma-ku」
市区町村名をローマ字表記で入力します。例↓- 東京都 千代田区 霞ヶ関にお住まいの方:「Chiyoda-ku」
- 北海道 札幌市 中央区にお住まいの方:「Sapporo-shi」
- 兵庫県 神戸市 須磨区にお住まいの方:「Kobe-shi」
都道府県名をローマ字表記で入力します。例↓- 東京都にお住まいの方:「Tokyo」もしくは「Tokyo-to」
- 北海道にお住まいの方:「Hokkaido」
- 大阪府にお住まいの方:「Osaka」もしくは「Osaka-fu」
- 福岡県にお住まいの方:「Fukuoka」もしくは「Fukuoka-ken」
現住所の郵便番号をハイフン無しで入力します。 - STEP 6メールアドレスの確認
口座開設と同時にTitan FXから確認メールが届きますので、「【重要】口座開設の最終ステップ:Eメール確認ボタンを押してください」というメールが届きますので、メール内の「確認」ボタンをクリックしましょう。
- STEP 7クライアントキャビネットへのログイン
続いて、クライアントキャビネット(マイページ)へログインしましょう。Titan FXトップページにある「キャビネットログイン」ボタンをクリックするかログインページへ直接アクセスし、先程設定したメールアドレスとパスワードを入力してから「ログイン」ボタンをクリック。
クライアントキャビネットへ初めてアクセスすると、「Titan Fxでの口座開設を始めましょう」と表示されるので、「ご本人確認を開始する」ボタンを押して次のステップへ進みましょう。
- STEP 8秘密の質問・職業と投資額に関するアンケート
「秘密の質問」では、パスワードを忘れた際に必要になる秘密の質問・答えを設定します。
投資額に関するアンケートにも答えましょう。詳しく分からない方はざっくりで大丈夫です。「次へ」をクリックすると、次は書類提出による本人確認作業が始まります。
ここから先の書類提出による本人確認作業に関しては、別記事「Titan FXのリアル口座開設と本人確認を画像付きで紹介します」にて詳しくまとめていますので、そちらをお読みください。