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FXの証拠金維持率とは?計算方法やロスカットとの関係について解説

FXの資金管理において欠かせない「証拠金維持率」という数値について、分かりやすく解説します。証拠金維持率の計算方法、証拠金維持率とロスカットの関係性について、詳しく見ていきましょう。

「証拠金維持率」って何だ?

証拠金維持率とは、純資産(口座の時価評価総額)に対する必要証拠金の割合を示す数値で、分かりやすく言い換えれば「口座の余力を示す数値」です。単位は「%」。

必要証拠金に対して純資産が多ければ多いほど証拠金維持率は高くなり、証拠金維持率が高ければ高いほど口座の余力が多いとみることができます。

証拠金維持率が100%を下回ると、必要証拠金よりも純資産が少なくなったことを意味するため、新たなポジションを持つことができなくなります。

また、証拠金維持率が一定水準を下回ると、投資家の意思に関係なく手持ちのポジションが強制的に決済される「強制ロスカット」が発動します。強制ロスカットについては、この後詳しくご紹介しますね。

証拠金維持率の計算式

「口座の時価評価総額」と「必要証拠金」を下の式へ当てはめれば、現時点の証拠金維持率を求めることができます。

なお、必要証拠金は「取引量(O通貨) x 現在の為替レート ÷ 口座の最大レバレッジ」で求めることができます。(必要証拠金については、別記事「必要証拠金ってなに?計算方法やレバレッジとの関係性について解説」にて詳しくまとめています。)

証拠金維持率の計算式
口座の時価評価総額 ÷ 必要証拠金 x 100 (%)

説明だけでは分かりづらいので、3つのケーススタディを見てみましょう。

CASE 1:残高20万円、DMM FX(レバ25倍)でドル円1万通貨を保有

日本国内でのユーザー数1位を誇る「DMM FX」に20万円を入金し、ドル円(USD/JPY)で1万通貨を保有した場合の証拠金維持率を見てみましょう。なお、為替レートは1ドル = 110円とし、含み損も含み益も出ていない状態と仮定します。

DMM FXはレバレッジ25倍ですので、必要証拠金は44,000円(計算式:10,000通貨 x 110 ÷ 25倍レバ)となります。

証拠金維持率の計算式は200,000円 ÷ 44,000 x 100となり、証拠金維持率は454.5%となります。

CASE 2:残高5万円、XM(レバ888倍)でユーロドル10万通貨を保有

続いて、日本人に人気のある海外ブローカー「XMTrading」のスタンダード口座(最大レバレッジ888倍)でシミュレーションしてみます。

口座残高は5万円、取引ペアはユーロドル(EUR/USD)で、為替レートは1ユーロ = 1.1ドルとし、含み損も含み益も出ていない状態と仮定します。なお、ドル円レートは1ドル = 110円とします。

必要証拠金は123.8ドル(計算式:100,000通貨 x 1.1 ÷ 888倍レバ)で、日本円にすると13,626円(123.8 x 110)。

証拠金維持率の計算式は50,000円 ÷ 13,626 x 100となり、証拠金維持率は366.9%となります。

CASE 3:残高10万円、AXIORY(レバ400倍)でユーロポンド20万通貨を保有後、含み損4万円

最後に、スプレッドが狭いことで人気を集める海外ブローカー「AXIORY」(最大レバレッジ400倍)でシミュレーションしてみます。

口座残高は10万円、取引ペアはユーロポンド(EUR/GBP)で、為替レートは1ユーロ = 0.9ポンドとし、含み損も含み益も出ていない状態と仮定します。なお、ポンド円レートは1ドル = 140円とします。

必要証拠金は450ポンド(計算式:200,000通貨 x 0.9 ÷ 400倍レバ)で、日本円にすると63,000円(450 x 140)。証拠金維持率の計算式は100,000円 ÷ 63,000 x 100となり、ポジション発注直後の証拠金維持率は158.7%となります。

その後、ポジションの含み損が4万円となった場合、口座の時価評価総額は10万円から6万円へ減ります。証拠金維持率を改めて計算すると、60,000円 ÷ 63,000 x 100となり、証拠金維持率は当初の158.7%から95.2%へ落ち込み、100%を下回ったため新たなポジションを持つことができなくなります。

MT4やMT5ではひと目で証拠金維持率が分かる

MT4やMT5では、ポジション管理を行うターミナルウィンドウにて「証拠金維持率」が表示されており、そこを見ればひと目で証拠金維持率をチェックできます。ポジションの損益が変動するたび、証拠金維持率も上下します。

証拠金維持率とロスカットの関係性について

証拠金維持率と深い関係にあるのが「ロスカットレベル」です。

ロスカットレベルとは、強制ロスカットが発動する証拠金維持率の水準のことで、業者によって異なります。例えばXMTradingの場合は20%と定められているので、証拠金維持率が20%を下回ったときに強制ロスカットが発動します。

ロスカットレベルが低ければ低いほど強制ロスカットされるまでの余力が増し、逆に高いとロスカットされやすくなります。

例えばTradeview Forexではロスカットレベル100%なので、証拠金維持率が100%を下回る、すなわち純資産が必要証拠金を下回ったと同時にロスカットが発動するので、ロスカットレベルがキツい業者といえるでしょう。

かと思えば、iFOREXのようにロスカットレベルが0%、すなわち強制ロスカットそのものが存在しない業者もあります。

ハイレバ口座を選ぶ際、ついつい「レバレッジ」ばかりを注視しがちですが、あわせて「ロスカットレベル」もチェックすることが大切です。ハイレバかつロスカットが緩いFX業者をお探しの方は、別記事「爆益狙うなら海外FX!ハイレバかつロスカット水準が低い業者3選」をお読みください。

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