ThreeTraderってどう?新興なのに超ハイスペと噂の業者を調査

2021年5月に設立された「ThreeTrader」(スリートレーダー)は、サービスを開始して間もない新興業者にも関わらず、スペックの高さから急激に人気を集めつつある一社です。

この記事では、ThreeTraderを実際に使ってみた筆者が、メリットとデメリットを忖度なくレビューします。

ThreeTraderの10項目評価
ライセンスの信頼性
(3.0)
資金の保全体制
(3.0)
日本語サポート
(5.0)
約定力と取引の透明性
(5.0)
取引銘柄の豊富さ
(5.0)
スプレッドの狭さ
(5.0)
レバレッジの高さ
(4.0)
ボーナス
(1.0)
入金・出金の整備
(5.0)
取引プラットフォームの充実度
(3.0)
総合評価
(3.9)

ThreeTraderを利用する10のメリット

1. スプレッドが業界最安レベル

ThreeTraderを使う最も大きなメリットは、業界最安レベルの狭いスプレッドで取引できることでしょう。

「Pureスタンダード口座」と「Rawゼロ口座」の口座タイプによってスプレッドが異なり、Rawゼロ口座のほうが狭くなっています。

Rawゼロ口座では、USDJPY(ドル円)やEURUSD(ユーロドル)などのメジャー通貨ペアを、0.0pips〜0.3pipsほどの激狭スプレッドで取引できます。

Rawゼロ口座のスプレッド推移

2. ECN口座(Raw口座)の手数料も安い

Rawゼロ口座は、スプレッドが極めて狭いかわりに取引手数料が発生するので、表示上のスプレッドよりも多くの取引コストがかかります。

しかし、手数料の金額は1ロット(10万通貨)あたり400円(または4ドル)で、海外FXのECN口座としては最安を誇ります。

値幅に換算すると0.4pips前後で、手数料含めても実質スプレッドは1pipsにも満たないのです。

3. 残高によるレバレッジ制限がない

ThreeTraderは残高によるレバレッジ制限がありません。

海外FX業者の多くは、口座残高が増えるとレバレッジが引き下げられますが、ThreeTraderはどれほど残高が増えても最大500倍で取引できます。

ただし、一部のマイナーな通貨ペアやCFD商品はレバレッジが低く設定されているので、取引前に確認しましょう。

  • FXエキゾチックペア:最大50倍
  • 原油・株式指数:最大100倍
  • 仮想通貨:最大20倍

4. ゼロカットがあるので追証が発生しない

ThreeTraderでは「ゼロカットシステム」を導入しているため、追証(おいしょう)が絶対に発生しない仕組みとなっています。

ゼロカットシステムとは、口座残高を超える損失が出て残高がマイナスになってしまったとき、そのマイナス分を業者側が肩代わりして、マイナス残高をゼロに戻してくれるというもの。

追証が請求される恐れがなく、預けた証拠金以上に損する心配がありません。

関連記事:海外FXならでは「ゼロカット」について解説。追証無しってホント?

FX業者にはまず例外なく「強制ロスカット」が設けられていて、証拠金維持率が一定のレベルを下回った段階で強制的にポジションが精算されます。

強制ロスカットはいわば口座残高がゼロになるのを防ぐための安全装置です。

ところが、数分で100pips以上も動くような急変動に巻き込まれると、本来頼りになるはずのロスカットが遅れてしまい、結果として口座残高を超える損失が出てしまう恐れがあります。

日本のFX業者では、口座残高を超えるマイナス分を「追証」として顧客へ請求します。追証が膨らんでしまうと、それはつまり莫大な借金を背負うことに他なりません。

しかし、海外FXとなれば話は別。ThreeTraderに限らず、多くの海外FX業者では「ゼロカットシステム」を取り入れているため、追証が請求される心配がありません。

追証が請求されないという点においては、国内のFX業者よりも海外FXのThreeTraderのほうが安全です。

5. ストップレベルが全銘柄ゼロ

ThreeTraderでは全てのFX通貨ペア・CFD商品のストップレベルがゼロに設定されています。

ストップレベルとは、指値や逆指値を置く際に、今の価格から何pips以上離れていないといけない決まりのこと。

ストップレベルがゼロのThreeTraderでは、現在値の直上・直下に指値・逆指値を置くことができるので、スキャルピングにも最適です。

6. 禁止取引が一切なく、両建ても可能

ThreeTraderでは取引方法に関する制限が一切ありません。

海外FXでは、ゼロカットシステムの悪用を防ぐため、複数口座間での両建て(売り・買いを同時に持つこと)や、業者間での両建てを禁止しているケースが多いですが、ThreeTraderではその両建てもOKです。

もちろん、スキャルピングや指標トレードも許可されていますし、EAやミラートレードに関する制限も一切ないので、幅広い使い方ができるのが魅力です。

7. 取引でポイントが貯まる

ThreeTraderには、トレードするたびにポイントが貯まり、様々な景品に交換できるサービスがあります。

FX通貨ペア・貴金属CFDの取引では1ロットあたり10ポイント、その他のCFDの取引では1ロットあたり1ポイントが貯まります。

ポイントをたくさん貯めると、最新iPhoneやApple Watchなどの電子機器に交換できたり、現金へ換金することもできます。

Pureスプレッド口座のほか、スプレッドの狭いRawゼロ口座でもポイントが貯まるので、スキャルピングを繰り返せばどんどんポイントを貯められるでしょう。

8. 入出金方法が多くて使いやすい

ThreeTraderはたくさんの入出金方法が用意されています。

日本の収納代行業者と連携することで国内銀行送金に対応しており、銀行の営業時間内に振り込めば30分〜1時間程度で口座へ反映される。

また、24時間いつでも入金できるクレジットカード決済、オンラインウォレットのbitwallet、仮想通貨USDTにも対応しています。

9. Webサイト、サポートデスクが日本語対応

ThreeTraderは日本人トレーダーを強く意識していて、Webサイトはしっかり日本語表記で、日本語のカスタマサポートも受けられます。

平日7:00〜20:00なら日本語のライブチャットを通じてやり取りでき、急ぎでなければメールで問い合わせもできます、

10. 法人口座にも対応

海外FXでたくさん稼ぐと、個人口座の場合は累進課税制度に則って最大約55%(45%の所得税+10%の住民税)もの税金が課せられます。

せっかく稼いでも半分以上が税金で持っていかれてしまうのは勿体ない!というわけで、節税のためにぜひとも検討したいのが法人口座です。

合同会社などを立ち上げて法人口座を利用すれば、税率を最大でも34%ほどに抑えられるため、仮に1億円稼いだ場合は2,000万円ほど税金を安くすることができます。

ThreeTraderでは、個人口座だけではなく法人口座も作ることができるので、海外FXを利用しながら少しでも節税したい方にはうってつけの業者です。

まずは、ThreeTrader口座開設ページから個人口座を作り、サポートデスクへ法人口座への切り替えを希望して手続きを進めましょう。

ThreeTraderを使う前に知りたい4つの注意点

1. 運営歴が浅く、信託保全がない

ThreeTraderは2021年5月のスタートしたばかりの新興業者で、運営歴がまだほとんどありません。

また、資金の管理方法が「分別管理」のみで「信託保全」は設けられていません。

今のところ出金拒否や口座凍結などのトラブルは報告されておらず、カスタマーサポートや出金の速さが評されているので、資金を持ち逃げするような詐欺業者ではないでしょう。

万が一ThreeTraderが倒産したら資金が戻ってこない可能性は否めないため、まとまった資金を長期間預けておくことはおすすめしません。

利益が出たらこまめに出金することを心がけましょう。

2. 取引ツールがMT4のみ対応、MT5非対応

ThreeTraderが用意している取引プラットフォームはMT4(MetaTrader 4)のみで、MT5やcTraderなどは用意されていません。

独自アプリの提供もありません。

現在、iOSデバイスでMT4を新規インストールできない問題が発生していますが、ThreeTraderではWebブラウザ上で取引できる「ウェブトレーダー」を用意しているのでそちらを使いましょう。

3. 口座タイプによってスワップポイントが変わる

ThreeTraderのスワップポイントは口座タイプによって異なります。

Pureスプレッド口座ではプラススワップとマイナススワップの差が大きく、プラスなら良いですが、マイナスだと長期トレードに適していません。

一方、Rawゼロ口座ではPureスプレッド口座の半分のスワップとなっており、プラスとマイナスの差額が小さく抑えられています。

プラススワップを多く狙うならPureスプレッド口座が有利ですが、マイナススワップを小さく抑えられるのはRawゼロ口座です。

4. ボーナスを提供していない

海外FXといえば、口座開設ボーナスや入金ボーナスなどを盛んに提供している業者が多いなか、ThreeTraderではそのようなボーナスを提供していません。

ボーナスで集客するのではなく、より優れた取引環境を提供することで顧客に満足してもらうというのが経営方針のようです。

ボーナスがある業者は、出金に制限があったり取引方法が制限されたりと不安要素がつきものですが、ThreeTraderはボーナス絡みのトラブルがないのが安心です。

ThreeTraderの会社概要・信頼性

FXGTの運営会社はThreeTrader Global Limitedというバヌアツ共和国の法人。

バヌアツ金融サービス委員会に認可されていて、金融ライセンス(登録番号:VFSC 40430)を所有していますが、比較的取得しやすいライセンスといわれています。

会社の住所は1276, Govant Building, Kumul Highway, Port Vilaで、こちらはあくまでも登記上の住所であり、運営実態がどこにあるかは不明です。

また、ThreeTraderが設立されたのは2021年5月で、XMやiFOREXなどの大手老舗に比べると新興の業者で、高額を預けるのは躊躇するという意見が散見されます。

悪質な新興業者の特徴として、派手なボーナスを打ち出して集客後、資金持ち逃げというパターンが多いですが、ThreeTraderはボーナスを提供していないのでその心配は少ないでしょう。

ThreeTraderのスプレッド・スワップポイント

ThreeTraderで取り扱っている主要な銘柄のスプレッドとスワップポイントをまとめました。

情報の更新日

以下の情報は2023年6月16日時点の情報です。

Pureスプレッド口座はスプレッドのみが発生します。

Rawゼロ口座はスプレッドに加え、1ロットあたり400円の取引手数料が発生するため、実質コストとスプレッドを併記しています。

銘柄PureスプレッドRawゼロ
(実質コスト/スプレッド)
EURUSD0.6pips0.6pips / 0.2pips
USDJPY0.5pips0.5pips / 0.1pips
GBPUSD0.8pips0.7pips / 0.3pips
AUDUSD0.6pips0.6pips / 0.2pips
NZDUSD0.8pips0.8pips / 0.4pips
USDCAD0.8pips0.7pips / 0.3pips
USDCHF0.7pips0.6pips / 0.2pips
EURJPY0.8pips0.7pips / 0.3pips
GBPJPY1.3pips1.2pips / 0.8pips
XAUUSD0.160.16 / 0.12

Pureスプレッド口座とRawゼロ口座では、スワップポイントが異なり、Rawゼロ口座のほうが買い・売りともに抑えられています。

銘柄Pureスプレッド
(買い/売り)
Rawゼロ
(買い/売り)
EURUSD-1,054円 / +659円-527円 / +330円
USDJPY+1,005円 / -1,744円+503円 / -872円
GBPUSD-790円 / -41円-395円 / -21円
AUDUSD-381円 / +130円-191円 / +65円
NZDUSD-98円 / -197円-49円 / -99円
USDCAD+82円 / -314円+41円 / -157円
USDCHF+878円 / -1,638円+439円 / -819円
EURJPY+769円 / -1,123円+385円 / -562円
GBPJPY+1,123円 / -1,919円+562円 / -960円
XAUUSD-3,103円 / +2,808円-2,792円 / +2,527円

ThreeTraderの入金方法・出金方法

ThreeTraderの入出金方法は様々なものが用意されています。

  • 国内銀行送金
  • bitwallet
  • USDT

最も手軽な方法は国内銀行送金による入出金で、通常の国内振込と同じ手続きですぐに入金でき、出金も1営業日程度で着金します。

オンライン決済サービスのbitwalletにも対応。

bitwalletとThreeTrader間の入出金手数料は無料ですが、bitwalletへの入金手数料、bitwalletからの出金手数料が発生します。

また、仮想通貨のUSDTにも対応。

USDTは米ドルにペッグされた仮想通貨で、ビットコインのように価格の上下がほぼなく、着金スピードが通常30分〜1時間程度とスピーディーです。

ThreeTraderのポイントプログラム

ThreeTraderにはポイントプログラムが用意されており、取引すると取引量に応じてポイントが貯まります。

ポイントの付与率は、FX・貴金属を取引すると1ロットあたり10ポイント、その他のCFD商品は1ロットあたり1ポイントで、FX・貴金属のほうがポイントが貯まりやすくなっています。

貯めたポイントは2年間で、直近12ヶ月間で一度も取引がないとポイントは全て失効してしまうので注意しましょう。

貯めたポイントは、iPhoneなどのApple製品、ゲーム機、家電などに交換できるほか、現金でキャッシュバックすることも可能です。

交換できる景品の一例を紹介します。

景品ポイント必要ロット
現金$1017017
現金$1001,600160
現金$1,00015,0001,500
iPhone 14 128GB37,0003,700
iPhone 14 Pro 128GB44,0004,400
Apple Watch Series 833,0003,300
AirPods Max12,5001,250
AirPods Pro11,0001,100
PlayStation 520,0002,000
Bose QuietComfort Earbuds6,000600
Dyson 360 Heurist20,0002,000

ThreeTraderの口座開設方法

ThreeTraderのリアル口座を開設して実際に取引を始めるまでの流れは、以下の7つのステップです。

  1. 口座開設フォームを入力
  2. 生年月日・住所の登録
  3. 取引口座の設定
  4. 規約へ同意
  5. 必要書類のアップロード
  6. MT4口座へ入金する
  7. MT4をインストールしてログイン

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