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高機能なオンラインチャートツール「TradingView」(トレーディングビュー)の無料版(BASICプラン)と有料版(PRO、PRO+、PREMIUM)は一体何が違うのか。機能と料金の違いや、最適なプランの選び方についてまとめました。
記事の目次
TradingViewでは無料プランと3つの有料プランが用意されている
TradingViewでは完全無料で使えるBASICプランのほか、「PRO」「PRO+」「PREMIUM」の3つの有料プランが用意されていて、段階的に機能が差別化されています。
無料プランでも十分使いやすい作りとなっていますが、本格的に使い込みたい方には有料プランを強くおすすめします。複数チャートの表示が可能になるほか、表示できるインジケータや登録できるアラートの数が増えたり、追加の相場データを購入可能になるなどなど…より充実したチャート分析ができるようになりますよ。
料金形態は下の表のとおりで、月額会員制の「月払い」と一年分をまとめて払う「年払い」の2パターン。継続的に使いたい方は、月あたりの料金が安くなる「年払い」がおすすめ。(TradingView公式のプラン比較ページへ)
プラン | 年払い | 月払い |
---|---|---|
BASIC | 無料 | 無料 |
PRO | 12.95ドル/月 (総額155.40ドル) | 14.95ドル/月 |
PRO+ | 24.95ドル/月 (総額299.40ドル) | 29.95ドル/月 |
PREMIUM | 49.95ドル/月 (総額599.40ドル) | 59.95ドル/月 |
無料プランと有料プランの違いは?
では、無料プランと有料プランは一体何が違うのか。主だった事項をピックアップしてご紹介します。
同時表示できるチャートの数

無料プランと有料プランの最大の違いは、同時表示できるチャートの数でしょうか。
無料のBASICプランでは、1つのウィンドウで1つのチャートしか開くことができず、マルチタイムフレーム分析や複数銘柄の監視には向いていません。
ところが、PROプランへアップグレードすると最大2つに、PRO+プランにすると最大4つ、そしてPREMIUMプランにすると最大8つまで並べて表示できるようになるので、効率よくチャート分析を進められます。
同時アクセスできるデバイス台数
BASICプランとPROプランでは同時に複数のデバイスからアクセスすることはできませんが、PRO+プランへアップグレードすれば最大2台、PREMIUMプランにすれば最大5台のデバイスで同時にTradingViewを使うことができます。
流石に5台は多すぎだと思いますが、「自宅のPCを起動したまま外出先でスマホからアクセスしたい」というシーンは大いにあり得るので、2台同時アクセス可能なPRO+プランは良い選択です。
保存可能なチャートの数

無料のBASICプランでは、チャートのテンプレートをたった1つしか保存できませんが、PROプランへアップグレードすれば5つまで、PRO+にすれば10つまで保存可能になります。
ちなみに、PREMIUMにすればいくらでも無限にチャートを保存できます。
時間足やチャートの種類
無料のBASICプランでも、1分足・3分足・5分足・30分足・45分足・1時間足・2時間足・3時間足・4時間足・日足・週足・月足の計12種類が備わっているので、十分事足りそうな気もしますが、有料プランへアップグレードすれば「カスタム時間足」という機能を用いて好みの時間足を追加できるようになります。
例えば6分足や20分足、8時間足、3日足など、自由自在です。
また、練行足やカギ足、ラインブレイク、ポイント&フィギュア、レンジバーチャートも有料版限定の機能です。
表示できるインジケータの数

無料のBASICプランでは、1つのチャートにつき3つまでしかインジケータを表示できないので、2本の移動平均線とRSIを表示させたらもう一杯一杯です。
これをPROプランへアップグレードすれば5個まで、PRO+プランにすれば10個まで、PREMIUMプランにすれば25個まで表示できるようになります。
「価格帯別出来高」インジケータ

有料版限定のインジケータもいくつか用意されており、代表的なものが「価格帯別出来高」です。通常の出来高は時間ごとの取引量を示しているのに対し、価格帯別出来高はレートごとの取引量を示すもので、いわば“縦の出来高”。
注文が集まっている価格帯は将来的に再び意識されると考えられており、価格帯別出来高を用いることで、レジスタンスゾーンとサポートゾーンを視覚的に捉えることができるのです。
TradingViewのすごいところは、注文量のみならず売り買いの比率までもが分かること。買い勢力(ブル派)と売り勢力(ベア派)それぞれの偏りを横棒グラフで表示することが可能です。
ローソク足をどんなに睨んでも価格帯別出来高は分からないので、分析材料の一つとしてトレードに活かせるはず。このインジケータ欲しさに有料プランを選ぶユーザーも少なからず居るでしょう。
設定できるアラートの数

TradingViewのアラート機能はとても優秀で、「この水平線にタッチしたら」「ボリンジャーバンドの2σラインにタッチしたら」「20期間移動平均線を下回ったら」といった具合でかなり細かく指定できます。
しかしながら、無料のBASICプランではアラートを1つしか設定できないため、複数銘柄を監視するとなると明らかに力不足。
有料プランにアップグレードすれば、設定可能なアラートの数がぐーんと増えます。PROプランにすれば最大10個、PRO+にすれば最大30個、PREMIUMにすれば最大200個までアラートを仕掛けられるので、絶好のエントリーチャンスを見逃さなくなるはず。
ウォッチリストの数
ドルストレートペア、クロス円ペア、仮想通貨、エネルギー…といった具合で、TradingViewでは関連銘柄を「ウォッチリスト」としてまとめておくことができますが、BASICプランだと1つかウォッチリストを作れません。
有料プランにアップグレードすれば、いくらでもウォッチリストを作れるので、複数銘柄をいくつも監視するときは助かります。
相場データの追加購入
有料プランへアップグレードすると、50種類を超えるリアルタイム相場データを追加購入できるようになります。
馴染み深いものでいえば「東京証券取引所」のリアルタイムデータで、これを購入すれば東証一部・東証二部・JASDAQ・マザーズの個別株、ETF、ETNすべて見放題です。(ちなみに月額たった2ドル)
最もバランスが良いのは「PRO+」プラン
TradingViewの有料プランは、一段階各が上がるにつれて料金が倍になり、年払いの場合、Proは12.95ドル/月~、PRO+は24.95ドル/月~、PREMIUMは49.95ドル/月~。
そしてどのプランも価格相応の機能が備わっていますが、正直いって多くのユーザーにとってPREMIUMは明らかにオーバースペックであり、PRO+で十分事足りるはず。
「ならば、最安のPROではダメなのか?」とも考えてしまいますが、それだと逆に心もとない印象。PRO+だと同時表示できるチャート数が4つまで、表示可能なインジケータ数が10つまで、保存可能なチャート数が10つまでですが、PROだといずれも半減されてしまいます。
機能と料金の両面で考えてみると、最もバランスが良いのは「PRO+」プランだと気づきます。事実、TradingView公式もこのプランを推していますからね。
全ての有料プランを30日間無料でお試しできる(初回限定)
PROプラン、PRO+プラン、PREMIUMプランはいすれも月額もしくは年額課金性となっていますが、初めてTradingViewを利用する方なら30日間無料で試すことができるため、有料版ならではの機能を存分に体験してみると良いでしょう。
TradingViewの有料プラン案内ページへアクセスし、使いたいプランの「無料お試し」ボタンをクリックして使い始めましょう。
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