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2022年9月24日に突如としてiOS版MT4・MT5アプリがAppStoreから姿を消し、この記事を書いている9月26日も新規インストールできない状況が続いている。
「ロシア制裁の巻き添えを食らったか」「偽物アプリと一緒に消された」など、様々な噂や憶測が飛び交っており、不安を抱えているトレーダーも多いでしょう。
まだ断定的な情報は揃っていないものの、ひとまず現状とトレーダー側で出来る対策についてまとめました。
記事の目次
iOS版MT4・MT5がAppStoreから消滅
まずは現状から整理すると、iOS版のMT4・MT5アプリがAppleのAppStore上から消えていて、新規インストールができなくなっています。
ただ、開発元であるMetaQuotes Software Corp.のページは残っており、MT4・MT5以外のアプリはインストールできる状況です。
なので、開発元まるごと消されたのではなく、MT4・MT5アプリのみがピンポイントで削除されたということになります。
再インストールは可能
現状、アプリの新規インストールはできませんが、再インストールなら可能です。
過去MT4・MT5をインストールしたことがあるApple IDでAppStoreへログインすれば、「購入済み」のページから再インストールが可能なので、もしiPhone・iPadからMT4・MT5を消してしまっても再度入手できます。
ただし、今後もずっと再インストールができるかは分からないので、既にMT4・MT5を使っている人は消さずに残しておくことをおすすめします。
MT4・MT5アプリ削除の原因は?
MT4・MT5アプリが削除された原因が気になるところですが、まだはっきりした事実はわかっておらず、断片的な情報や噂が飛び交っています。
公式発表「Appleに一方的に消された」
MetaQuotesの公式発表によれば、「Appleに一方的に消された」「なるべく早く復活できるよう出来ることは全てやっている」とのことです。
ただ、一部で噂されているロシア規制や、偽アプリとの関係については一切触れておらず、削除に至った経緯についてはわかりません。
FX業者関係者A「偽アプリの巻き添えを食らったか」
とあるFX業者の関係者の見解では、偽アプリの巻き添えを食らって削除されてしまったのでは?とのこと。
数ヶ月間、MetaTraderの偽アプリが公開されており、多数のクレームが寄せられたため、Appleが偽物も本物も削除したという説です。
もしこの説が本当であれば、そう遠くないうちに復活するはずです。
FX業者関係者B「ロシア制裁の影響か
MetaTraderの開発元であるMetaQuotes社はもともとロシアの会社で、現在はキプロスに拠点を移しているものの、ロシアとの関与がないとは言い切れません。
また別のFX業者の関係者は、昨今のロシア規制の影響が及んだのでは?との見解を述べています。
ウクライナ侵攻が始まった当初も、MetaTraderがロシア規制の影響を受けるのではと噂されましたが、その後は何事もなく配信され続けていました。
しかし、ここにきて米国はロシアへの規制をますます強めているので、米国企業であるAppleがMetaTraderを排除しても不思議ではありません。
Android版、PC版、Web版は入手できて使える
現状では、AndroidのGoogle Playストアでは今まで通りMT4・MT5アプリが確認でき、インストールもできました。
しかし、もしロシア規制が削除の原因だとすれば、Android版も姿を消す可能性が高いです。
また、パソコン版やWeb版のMT4・MT5も変わらず配信されていて、普段どおりトレードできました。
トレーダーができる対策は?
今回のiOS版MT4・MT5の削除を受けて、我々トレーダーには今後どのような対策ができるのでしょう。
Androidやパソコンでトレードする
真っ先に思いつく対策としては、これから初めてMetaTraderを使うトレーダーは、Androidやパソコンを使ってトレードするということです。
iOS版が使えない以上、他のOSで対応していくしかありません。
幸いにもMT4・MT5どちらもAndroid版が用意されていますし、WindowsやMacでも使うことができます。
独自アプリ・ツールを提供している業者を使う
最近では、自社のアプリや取引ツールを提供している海外FX業者が増えてきたので、それらを使うという手もあります。
有名な業者でいえば、XMTrading、Exness、BigBossは自社アプリを提供していて、取引システムはMT5をベースにしていますが、現在もインストールして使うことができます。
- XMTrading:XMTradingアプリ
- Exness:Exness Trader
- BigBoss:BigBoss QuickOrder
また、完全に自前の取引プラットフォームを提供している業者もあり、iFOREXやeasyMarketsなどがその代表例です。
MetaTraderに一切依存していないので、今後使えなくなる可能性は低いでしょう。
cTraderやTradingViewへ乗り換える
MetaTraderそのものに見切りをつけて、cTraderやTradingViewなど別会社が開発するプラットフォームへ乗り換える方法も考えられます。
例えば、AXIORYという業者ではMT4・MT5・cTraderに対応しているので、万が一MetaTraderが本格的に規制されたとしてもcTraderへすぐ乗り換えることができます。
また、TradingViewを併用するのも良いでしょう。
TradingViewそのもので注文を出すには、TradingView対応のFX業者を使う必要がありますが、残念ながらかなり限られています。
しかし、インジケータや分析ツールが他のプラットフォームよりも優れているため、チャート分析するにはこの上なく優秀です。
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